症状から

膝・足の痛み

膝の痛みで多い原因は、膝にある関節のクッションの役割をする軟骨の
すり減りや筋力の低下、スポーツなどでの使い過ぎなどにより
膝関節に炎症がおきたり関節が変形することで痛みの症状が出る
ことがあります。

変形性膝関節症

原因は関節軟骨の老化によることが多く、1:4で女性に多くみられ体重の増加も関与しています。 また高齢者になるほど罹患率は高くなります。加齢によるものでは、関節軟骨が年齢とともに弾力性を失い 使い過ぎによりすり減ってしまい関節が変形します。現在では太ももの前の筋肉(大腿四頭筋)を鍛えることで 症状の軽減につながることがわかっております。


半月板損傷

半月板は膝部にある軟骨の板で内側外側にそれぞれありクッションの役割をしています。これが損傷すると 膝の曲げ伸ばしの際に痛みやひっかかりを感じたりします。ひどい場合には膝に水が溜まったり急に動かなく なるロッキングという状態になり歩けなくなるほど痛みがでます。 原因はスポーツなどのケガから起こる場合と加齢により傷つきやすくなっている半月板に 微妙な外力が加わって損傷する場合があります。


腸径靭帯炎

膝の曲げ伸ばしの反復によって膝の外側の長頚靭帯が炎症を起こし、痛みます。マラソンやジョギン グなど中距離・長距離を走るランナーによく起こります。症状としてランニング中や坂道や階段を下 りるときに膝の外側が痛む。膝の外側を押すと痛むこともあります。o脚でもともと外側に力がかか りやすい方にも多くみられます。


アキレス腱断裂

スポーツなどにより踏み込み・ダッシュ・ジャンプなどの動作でふくらはぎお筋肉が急激に収縮した時や 着地動作などで急に筋肉は伸ばされたりした時に起こります。症状としてふくらはぎをバッドで叩かれた 感覚やボールが当たった感じの衝撃を感じる ことが多く、断裂したような音がしたなど音を自覚することもあります。受傷後歩行が可能な場合でもつ ま先立ちができない ことも特徴です。治療には手術は行わずギブス着用か断裂したアキレス腱を縫合する手術の方法がありま す。


肉離れ

肉離れ(筋断裂)とは急に強い収縮力が筋肉に働いた時に自分の筋力に耐えきれずに筋肉部が損傷または 断裂する症状を指します。瞬発的な動作に多く軽度から重度まで状態は様々でふくらはぎ・太もも・背筋 などに多く発生 します。原因には運動前の準備不足が挙げられます。また筋疲労が積み重なることでも肉離れの原因にな ることがあるので、運動後のストレッチやオーバートレーニングに注意しましょう。


治療法

主に膝の内側と外側のバランスが重要であると考えております。 特に内側の筋肉が落ちやすく原因となる場合が多いので、筋肉の強化や痛め ている部分には膝周りへの電気治療などを行いバランスを整えます。